【ベトナム国際結婚】ハノイでの結婚手続きに必要な20工程【手順・方法】
ベトナム人との国際結婚の準備は何かと時間や費用がかかります。当サイトでも事細かに記述していますが、自分一人で書類手続きをしていて、その手続きの複雑さ、ベトナムの役所の対応に何度か心が折れそうになりました。一番の理由は、「情報が極めて不確定である」ということです。これについては以前の「近況報告とぼやき」にてぐだぐだとぼやきましたが。
さて、別の記事にも書きましたが、本日ようやくベトナム側の結婚手続きが完了しました。そこで、これまでの経験を基に、私なりに全行程の流れをまとめたので紹介します。
まず始めに、当時の私が毎晩寝る間を惜しんで国際結婚の情報を収集していて分かったことなのですが、ベトナム人との国際結婚は「ベトナムで先に結婚書類を準備する方式」と「日本で先に結婚書類の準備をする方式」があります。これだけ言ってしまえば「当たり前のこと」と一蹴されそうですが、実はベトナムと日本のどちらかで結婚書類の準備をするかによって、集めなければいけない書類と、それにかかる費用も大きく変わってくるようなのです。ベトナム人と結婚をされた私の友人は口を揃えて「ベトナムで先に手続きをするべき」と言っています。先に日本で手続きを済ませると、ベトナムの役所があれやこれやと難癖つけてくるみたいですので特に理由がなければベトナムから先に結婚手続きを行った方が無難だと思います。
そして当サイトの記事(「【ベトナム国際結婚】ベトナム人との国際結婚の手続き方法を徹底解説」)で紹介している手続きは、「日本で最低限の書類を揃えた後にベトナムにて先に結婚手続きを済ませてしまう」という方式に沿って記述しています。ですので、ベトナムにて役所や大使館を行ったり来たりすることが多くなると思うので、それなにりに滞在時間も必要となってきます。しかし、日本の物価(交通費や各書類発行にかかる費用)を考えると、ずっと安く、経済的です。例を挙げますと、結婚手続きに於いて、健康診断の受診が必要になってきますが、日本で健康診断を受診する場合、1万円以上の費用がかかってきます。しかし、ベトナムの場合、費用は1000円程度、あれこれ検査せずに、問診だけで「はい完了」です。
この様に、経済面のことを考えるなら、先にベトナム側の手続きを済ませる方がはるかに安上がりです。しかし、ベトナムで用意出来る書類にも限度がありますので、今回は「日本で最低限の書類を入手し、ベトナムでじっくり結婚手続きをする」という方法を、私が経験をした流れを基に紹介します。現在ベトナムで生活されている方や、出来るだけ無駄の無いように行動したい方、国際結婚の手続きの為に時間を長く割くことが出来る方は是非参考にしてみて下さいね。
※上記のサイトよりも、無駄な情報を省いてあるので、工程を確認する方にとってはこちらの方が見やすいかと思います。
※ハノイでのケースですので、ホーチミン等その他地域ではまた事情が違ってくると思われます。
1.日本で結婚要件具備証明書を日本の法務局、戸籍謄本を日本の役所にて入手。
※結婚要件具備証明書は原則1部のみの発行となりますが、戸籍謄本は何部でも発行できるので、3部程発行してもらう。
2.日本の外務省(分室)にて一応<戸籍謄本1部に公印を貰う。
3.在日本ベトナム大使館又は領事館にてビザを作成。外務省にて公印を貰った戸籍謄本にもベトナム大使館又は領事館の認証印を貰う。(認証印:3000円/1部)(※在大阪ベトナム領事館での手続きはおススメしません。)
4.ベトナムへ渡航
5.ベトナム・ハノイ人民委員会にて婚約申請を行う。
6.在ベトナム日本国大使館にて「独身証明書」を申請する。(戸籍謄本1部提出)
7.ベトナム・ハノイ法務局にて手続きを行う。
8.公安にて手続き。書類に公印を貰ったりします。(ビザに問題がある場合はここで莫大な時間をロスすることになります。ご注意を)
9.全ての書類が認証を受けたのを確認した後、全書類を翻訳にかけます。(戸籍謄本、結婚要件具備証明書、独身証明書)
10.病院にて健康診断(男女)。診断書は1~2日で入手出来ます。(※健康診断(精神病疾患・性病疾患・感染病疾患を含む)というのは名ばかり。)
11.法務局にて再度手続き。
12.公安にて再度手続き。(市の公安、区の公安等を周る必要があります。)
13.人民委員会にて再度手続き。
14.法務局にて各書類を提出後、面接の日程を受けます。(次週くらいに設定されます。)
15.法務局に手面接。面接の内容はこちら⇒【ベトナム国際結婚】ハノイ法務局での結婚面接及び質問について
16.人民委員会にて書類を1週間預ける。(なぜかは不明)
17.人民委員会に書類を受け取りに行き、法務局に提出。1~2カ月後に結婚証明書を取りに来るよう言われる。(袖の下を渡すことで時間短縮可能)
18.法務局から連絡があるので、法務局に当事者二人で出向いて結婚登録を行う。(二人による署名が必要)
19.法務局にて結婚登録が受理されれば、ベトナム側の書類が完成と成ります。
20.婚姻後、三カ月以内に日本側の手続きを行う。(日本の役所にて行う方法と、ベトナムの領事館にて行う方法があります。)
(※結婚証明書を日本語に翻訳する必要があります。)
以上で国際結婚に於ける手続きは完了です。
簡単に羅列していきましたが、実際は書類を受け取ってもらえなかったり、ベトナムの役所に不備があったりして何度か再手続きを要することになると思います。それにより日数も長くなると思いますが、焦りは禁物、忍耐が肝心です^^
後は配偶者の国籍や、配偶者の「日本人配偶者等の在留資格認定証明書」や、出産した子供国籍等の問題が出てくると思いますが、それはまた次回に私達が経験し次第ご紹介します。
※この手順ではベトナム人側で揃える書類は割愛しています。ベトナム人側で集めないといけない書類はやはりベトナム人に聞いてみて下さい。
ではまた新たな情報が分かれば更新します。
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こんにちは。
時々ブログを拝見させていただいております。
私はハノイ在住のベトナム女性とお付き合いをしておりまして
早ければ来年に結婚をしたいと考えているのですが
ベトナム人との国際結婚を調べてみると手続きが難しそうでとても不安になります。
(仕事があるのでベトナムに長期滞在するのもちょっと厳しいです)
なので あきさんにご相談したら良いアドバイスがいただけるのではと思い書き込みさせえいただきました。
まー さん
こんにちは。
ご連絡ありがとうございます。
ベトナムの結婚は確かにややこしいですが、効率よくこなす方法もあります。
後ほどメールにてご連絡さしあげますね。
あき