【タオバオ運営】タオバオで売り上げに繋がる商品選定方法
安くて良いもの?それとも高くて良いもの?それとも見た目重視?
ベトナムの友人に「最近って何が流行ってんのん?」って聞きましたが、その人が言うことをまとめてみた。主に以下の事柄が流行っているそうです。(今回のテーマと全く関係がないですが、まぁ導入部分と思って、見てやって下さい^^;)
- 韓国歌手:BigBang
- 韓国歌手:DBSK
- 韓国風の髪型
- 韓国風のファッション
- 韓国製の電化製品
- 日本語と韓国語を勉強する人が増えている
- 高級なマンションがよく売れている
まぁ、見事に「韓国」が埋め尽くされてますね。もちろんこの意見が全てだとは思っていませんが、確かに韓国や韓国風が溢れているのは間違いありません。以前、どこかのニュースで見ましたが、今のアジアで熱いのは日本(製品)ではなく韓国(製品)なのだとか。
僕が上海に滞在している時に、大型スーパーのカルフール(家楽福)によく足を運んだのですが、そこの電器製品売り場ではいつも大型液晶テレビに韓国のスターや歌手などが映っていました。これは、その様にかっこいい液晶テレビでかっこいいスターや歌手などを映すことで、その商品に対して「かっこいい」というイメージを植えつける作戦なのだそうです。確かに僕もこれを見ていてかっこいいと思いましたし、韓国製品に対するイメージも「かっこいい」です。
最近のテレビで、韓国の電器屋さんに行ってみるという番組がやってましたが、そこの冷蔵庫もすごかったです。日本の、シンプル且つ清楚なイメージとは反対に、韓国の冷蔵庫は表面全体にこれまたかっこいい一輪の花が描かれていたりと、デザイン面で日本のそれを大きく上回っていました。この冷蔵庫の性能も品質も詳しく知らないので、どちらがいいとは言えませんが、デザイン性を重視する人達にとってはこの韓国製品の方がいいように思われます。
上海では高価なものほど良いもの!?
上海の話ですが、僕が上海にいる頃、よく友達とカラオケに行きましたが、そこの店舗内装も素晴らしかったです。(これは流石に韓国人は手掛けていない思いますが。)何がすごかったと言うと、店舗内装が非常に高揚感を引き立てるデザインだったのです。光沢溢れる白と黒をベースにしたデザインですが、今からカラオケをする人達に対してはテンションを上げる役割をし、カラオケが終わって帰る人達に対してはカラオケで楽しめた”熱”を冷まさない役割を果たしています。これらのことを踏まえると、どうも最近のアジアではデザイン性が重視されているように感じます。上海に於いて、「売れる商品」というのはまさに高価で煌びやかなものなのです。要するに、上海では「高価なもの=良いもの」という風潮が強く根付いています。高価な商品、華やかしい商品を買い、世間に見せびらかしたいというのもその大きな理由の一つです。
中国の巨大ECサイト「タオバオ」
僕が上海でタオバオを運営していた時も、扱っていた商品は全て高価なものばかりでした。しかし需要はかなりありましたし、売り上げも70万円くらい上げていました。いずれも日本製の商品です。中国でECサイト(タオバオなど)を運営するにあたり、安価なものを取り扱うのはあまり良くないのです。確かに安価な商品にもそれなりに需要がありますし、その商品が良いものであれば、毎日のように問い合わせも入ります。ですが、その「問い合わせ」こそがECサイト、特に中国のECサイトを運営する上でカギを握っているのです。
タオバオ店舗を運営するにあたり、大きく奪われるのが個人の時間と人件費なのです。つまり、安価で良い商品と問い合わせの数は比例しているので、安価で良い商品であればある程、問い合わせ数は上がってきます。一見繁盛しているように見えるのですが、実はこれはかなり人一人の時間と手間のロスで、そのうちチャット対応も一人では回らなくなってきます。
ポイントはアーリーワンワン(阿里旺旺)
タオバオでは商品購入の際、アーリーワンワンというチャット対応により「在庫確認」、「商品の真偽確認」、「発送についての確認」果ては「値下げ交渉」までも行います。つまり、タオバオで物を売ることと、この”お客さんとのチャット対応”というものは切っても切り離せない関係なのです。先ほども述べたように、安価で良い商品であればある程、問い合わせ数は上がってきます。ですので、商品単価が安い場合は、チャット対応の手間だけに追われ、売り上げたとしても入ってくる値段は少ないです。また、問い合わせだけあり、購入につながらないというケースも多くあります。しかし、売り上げにつなげるにはやはりチャット要員を常にスタンバイさせ、お客さんに対応することが必要なので、これらのことを踏まえると、安価な商品を扱うということはあまり有効な手段ではないと言えます。
僕自身もチャット対応をしていましたし、タオバオで物を買った経験もありますので、その経験から言いますと、チャットにすぐに反応しない、或いはチャットがオフラインであれば、例え良い商品を見つけたとしても、まず客は離れ、他のページに行ってしまいます。ですので、店舗を運営していくにあたり、チャット要員を常にスタンバイさせておくことは極めて重要です。もし対応出来ない時間帯があるのならば、店舗のトップページにその旨を記載しておいた方がいいです。また、在庫確認、商品詳細確認などが、実店舗等に確認をとらなければならないなどですぐに出来ない場合は、その実店舗までの連絡ルートもきっちり確保しなくてはいけません。当たり前なことですが、肝心なことは、お客さんを待たせないということなのです。
高価なものは良いもの
先ほども述べたように、中国、とりわけ上海では「高価なもの=良いもの」という風潮が強く根付いています。せっかくこの様な風潮が根付いているのですから、これを利用しない手はないでしょう。高価な商品を扱うと、高価だけに問い合わせが少なくなるのではと思われるかもしれませんが、ちゃんと店舗を運営し、こまめに販促イベント等を展開してさえいれば、必ず問い合わせが入ってきます。但し、店舗全体の商品数は必ず500以上を維持するようにして下さい。開店当初、店の信頼度の指標は他でもなく「店舗全体の商品数」ですから。というのも、タオバオは巨大で、多少商品数を抱える店舗が参入したところで、タオバオ全体の商品数に埋もれてしまうわけです。つまり、タオバオ内の検索になかなか引っかからない、検索結果の上位に上がってこないというわけです。これはタオバオ内の店舗検索にも同じことがあてはまります。
僕が運営していた店舗でも、商品数500~600個を越えたあたりから徐々に問い合わせが増え始めました。そして、今も順調に売り上げを伸ばしています。タオバオはバーチャル店舗ですので、タオバオを運営する際に実店舗と共に運営をすることで、その売り上げも大きく跳ね上がります。
タオバオを上手く運営していくには
以上のことを踏まえると、ポイントは以下の通りになります。
- 安価で良い商品ではなく、高価で華やかな商品を取り扱う(腕時計、ゴルフ商品、電器製品など)
- チャット要員を常にスタンバイさせておく(或いは店舗の営業時間を明記しておく)
- チャット対応は迅速に行う
- チャット対応を迅速に行う為に、問い合わせにすぐに答えられるように準備しておく
- 店舗の全体商品数は500個以上を維持する
- 実店舗があればそれを利用しない手はない
また、商品名称に出来るだけ検索に必要な情報(性別、商品番号、色など)を盛り込むことも大切です。日本直送、日本製という名前さえ掲げたらOKという時代は終わりました。確かに「日本」というブランド力はまだまだ健在で、商品購入に於いて、「日本製」といこの3文字は客の目を引きつけます。ですが、まずは中国人の国民性を意識した商品選定をし、その上で「日本」というブランドをつけることにより「売れる」のです。また、商品選定をする前に、実際にタオバオでその商品をタオバオで検索し、どれほど需要があるのかを調査することも大切です。
これで商品登録が一気に楽になる!!タオバオツール「淘宝助理」
さて、タオバオの商品登録ですが、これって本当に面倒くさいですよね^^;僕もタオバオツールの存在を知る前までは手動でやってたので、商品登録にはかなり時間を費やしました。もう珍しくもなんともないかもしれませんが、一応紹介しておきます。その名も「淘宝助理」です。このツールは優れものなので、CSVデータを用いて一気に多数の商品を登録することが出来ます。ですが、若干クセがあり、扱いには少々勉強が必要です。というのも、主に以下の理由があるからです。(重要な点だけを挙げます。)
- 日本のOSでは商品のアップロード出来ない(登録商品に文字化けが生じるため)
- 店の信用度が0の場合(開店直後の場合)、ツールを使って商品を100個以上登録出来ない。(出来るけれども、ある日突然超過した部分を消される。しかも予告なし。)
- 信用度がどれほどあっても、ツールで一日に登録出来る件数には上限がある。(確か100件??だったかな)
- 中国語が分からないと使えない
主にはこれくらいでしょうか。まぁこれらのことはどれも「事前に知っていれば大したことのない事柄」なので、皆さんもこのツールを有効活用して、是非売り上げにつなげていってくださいね。
さて、今回詳しくなかった部分が多数あると思います。もし何か不明な点がありましたら、遠慮なく下記メールアドレスまでどうぞ。出来る限りサポート致しますよ。
メール:masa_aki0314@hotmail.co.jp
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