在大阪ベトナム総領事館で書類の認証とビザの申請
19時半帰宅。外務省で必要な書類に公印をもらったので、その足で大阪堺市にある在大阪ベトナム総領事館に、各書類の認証及びビザ入手の為に行ってきた。
自宅は京都にあるので電車を何度か乗り換えていけば往復できる距離。しかしやはりこの距離は疲れるなぁ。交通費もそれなりにかかってくるし・・・。通う回数は出来れば最低限で抑えたいところ。さて、僕は効率よく進めていくことが出来るのだろうか!
-----本日の戦いはベトナム総領事館の午後の営業開始時間の2時に始まった。
本日にやっておきたいことは二つ。三カ月の観光用シングルビザの取得と、外務省で公印を受けた書類の認証です。
ビザの件は割とすんなり通過しましたよ。料金は12000円。ビザ申請書類を提出し、15分程で「ムラカミ~」と名前を呼ばれ、ビザを入手。
しかし書類の認証の案件から雲行きが怪しくなってきた。
事前に入手した情報では、公印を受けた書類を持って行きさえすれば認証を受けられるとのことでした。(在大阪ベトナム総領事館にも電話で確認済み)しかしどうしたことか、書類はベトナム語に翻訳をしなければ認証は出来ないとのこと。翻訳にかかる費用は一枚10000円。そして公印の認証に一部5000円、翻訳内容の認証にこれまた一部5000円。
外務省の公印を受けた書類(日本語)は大使館の人間では読めないので認証出来ない。なので認証を受けたければ翻訳をしないといけない。・・・と日本語で説明を受けました。
「おいおいここは在日領事館かよ。」と思いつつ、気がつけば二組ほどお待ちの方がいらっしゃったので一旦身を下げ彼女やお役所の方に電話。一応在福岡ベトナム総領事館にも電話をかけてみた。
★彼女「は!?一部10000円??高すぎる!!ベトナムで翻訳と認証を受けよう!!」
★外務省「当方での公印は相手国大使館又は領事館に認証を受けるために押されたものです。なので、外務省の公印のみでベトナム持って行ったとしても、それらの書類は何も効力を持ちません。」
★在福岡ベトナム総領事館「領事館による書類の認証には必ずしも翻訳が必要という訳ではないですね。翻訳しなくても認証は出来ますよ。ビザ?観光ビザの三カ月シングルなら8000円ですね。」
とりあえず、なぜ各地方の大使館によって情報がこうも統一されていないのか。
両方正しいということも無いだろうから、どちらかが間違った情報を提示しているということなのでしょう。
しかし在大阪ベトナム総領事館の方はやはり「翻訳が必要」と言っているので、これ以上継続しても崩れないと思い、少し切り口を変えてみた。
僕「在福岡ベトナム総領事館では翻訳は別に必要ないと言ってましたが」
領「え?それはおかしいですね。そんなことはないですよ。私達はこの書類の内容が分からないので、認証出来ません。あなたもこのベトナム語の書類、分かりませんよね?分からないのにあなた認証印押せますか?」
僕「そりゃもちろん私はベトナム語が分かりませんから認証出来ないですよ。ですがここ(総領事館)には少なくともあなたを含め日本語が出来る方がいらっしゃるのでしょう?」
領「私は日本語それほど出来ない。あなた、英語は出来ますか?Can you speak English??」
僕「・・・・。あと、認証の料金も以前こちらに電話した際に一部3000円と聞いたのですが。」
領「そんなことはないですよ。この値段は10年間変わってないですから!」
僕「おかしいなぁ。それにこの公印の認証ってなんですか?以前こちらにお聞きした時はこの項目は無かったのですが・・・。それにハンコ一つの認証に5000円って高くないですか?」
領「そんなことはないですよ。これがオリジナルで、これが翻訳したもので、これがこうでこうだから・・・・・」
というように、恐らく情報が各領事館によって違うのではなく、担当する人間によって違うのだと思います。
時間が経つにつれて窓口の受け答えが雑になっていくのがよくわかりました。しかも少し複雑になってくると、「私は日本語が分からない」だとか、「そのことについては私は分からない」だとか言ってくる始末。最高責任者がいつくるのか尋ねても「ちょっとわからない」の一点張り。
あまり詰問すると適当に返事をされそうなので、それほど深入りもせずに一旦切り上げました。
すると窓口の方がこう持ちかけてきた。
領「ベトナムで翻訳をしてもいいと思いますよ。そうすればベトナムで認証出来ます。」
僕「そうなんですか?でもその認証印とベトナム領事館の認証印は同じものなんですか?」
領「同じですね。ここ(大阪)で認証すると大阪の認証印、ベトナムの翻訳会社で翻訳するとそこの認証印を受けられます。他の場所で翻訳した書類はここでは認証出来ないですね。」
僕「え、なぜですか?(ちょっと論点ずらしただろ今)」
領「私達は他の場所で翻訳されたものは正しいと分からないので、認証できませんね。ここ(大阪)で翻訳する場合は提携している翻訳会社で翻訳すので大丈夫です。」
僕「あ、そうなんですか。(結局ベトナム語であっても認証出来ないんか・・・。)」
領「ですが、ベトナムで翻訳した書類がベトナムの法務局で有効かどうかは分かりません。」
僕「・・・。」
もう何が何だか分からなくなってきたので以下にこれまでの情報を整理してみました。
ハノイ法務局「日本外務省の公印と、在日ベトナム領事館の認証を受けた書類を持ってきて下さい。翻訳はハノイで行ってもかまいません。」
在大阪ベトナム総領事館「認証は先に翻訳をしないと認証できません。大阪の領事館で認証する場合は必ず大阪の領事館で翻訳をしないと認証しません。」
在福岡ベトナム総領事館「翻訳をしなくても認証出来ます。」
在東京ベトナム大使館「・・・・。」
外務省「当方の公印はベトナム大使館又は領事館で認証を受ける為に押されたものです。つまり外務省の公印だけでベトナムに持って行っても何の効力もありません。」
在ベトナム日本大使館「日本で生活している方は外務省で公印を貰った後、在日領事館又は大使館にて認証を受けて下さい。当館はベトナムに居住されている日本人に向けてサービスを行う施設です。」
見事に情報が入り乱れています。話がややこしくなるわけですね。
単純に考えて、在大阪ベトナム総領事館で翻訳をするのが一番手っ取り早いのだとすぐわかりますが、問題は在福岡ベトナム総領事館と意見・料金体制が異なると言う点。ベトナム人全てを悪く言う訳ではありませんが、残念ながらベトナムの役所の人間というのは責任が無く、仕事が雑で、ピンはね大好きな人達なので、少しでもこの様に意見や料金体制の違いが見られると、やはり疑ってかかってしまいます。(私の彼女もベトナムの役所の人間は大嫌いだと言っていました。)
各地方によって意見や料金体制が違うということもあるかもしれませんが、大使館の人間というのはその国の代表として来ている訳ですから、違いがあるというのはそれはそれで問題です。
そうです、全ての原因は「情報が統一されていない」ということにあるのです。
翻訳、認証を行うのも安くないですので、やはり確信が持ててから動くのが得策かと。(とは言ってももう出発まで2週間ほどしかないですが・・・。)
何やら不可解な点が多かったので今日のところは帰宅することにしました。とりあえずビザは手に入れたので無駄足ではなかったので幸いですね。明日また色んなところに電話して聞いてみるつもりです。今週中に何か行動を起こさないと本当に間に合わなくなりそうですからね。
怒涛の一週間はやはり延長となりそうです。
そうそう、帰り際、責任の所在を明らかにする為に窓口の職員の名前を聞いたのですが、案の定教えてくれませんでした。
あと、シングルビザを申請したのにマルチビザになっていた件は・・・もういいか。ちょっと色々あって疲れた。寝よう。
ブログ , ベトナム , 国際恋愛 , 生活・観光記事一覧. 2 comments
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大阪のベトナム領事館は最低ですょ。
私は会社の書類を提出した際に50万円と言われました!
同じように翻訳が必要だとか…、で東京の大使館に電話して確認すると12000円?
再度、堺の領事館に行ってその旨説明会すると、じゃぁ、東京でやってくれと…。
堺は何かにつけて翻訳代を請求してきます。
できれば堺の領事館だけは避けた方が良いですね。
ちなみに都合が悪くなると日本語が分からないと言ってベトナム語で話し出します。
Jiroさん
どうやら大阪の役人は依然相変わらずといった感じのようですね。
金額は違えど私が経験したことと全く同じということは、担当者は変わっていないか、或いは代々引き継がれていくマニュアルみたいなものが残されているのかもしれませんね。
Jiroさんの情報のおかげで、私の知り合いに大阪の大使館を勧めてしまうこともなくなります。
貴重な情報有難うございました。
あき