上海浦東空港で濃霧の為16時間過ごしました^0^
2月22日(水)
2月23日で今回私が買った航空券の期限切れてしまうので、仕方なくホーチミンから帰国することになりました。(上海東方航空はこの期間ハノイから大阪までのフライトが無いらしく、一番経済的であったホーチミンからのフライトで手を打ったと言うわけです。)ですが、今回の帰りの旅は本当に疲れました。色んな問題が重なり、今まで一番疲れた帰りの旅と言ってもいいでしょうね。
まずは、ホーチミン空港に着いた時、飛行機は1時間の遅延。頑張って時間に間に合わせたのにあまり意味が無いですね。はい。
まぁカフェがあったのでそれもなんとか乗り切り、空港でのおしゃべりもほどほどに、妻がタクシーに乗ってホテルに帰るのを見届けてから飛行機に乗り込みました。飛行時間は大体3時間程で、上海浦東到着予定時刻は7時過ぎとのこと。乗り継ぎの飛行機が9時半なので少し気になりましたが、2時間もあれば余裕には違いないのでゆっくりと空の旅を楽しむことに・・・。しかし、上海に近づくにつれて、それも徐々に不安と化してきた。突如出された機内放送によると、本来上海浦東空港に到着する予定だったのが、浦東空港周辺の天気が悪い為、急きょ上海の虹橋空港に着陸することになったのだそうです。窓を見てみると確かにすごく曇っており、どうやら視界が悪いせいで着陸は不可能のようです。まぁそれは仕方ないので良いんですが、問題は乗継の時間です。
私が予約した飛行機は、本来朝6時頃に浦東空港に到着し、9時半に浦東空港を出発し、12時ごろに大阪に着くというものでした。ホーチミンからの飛行機が1時間遅延し、浦東ではなく虹橋空港に着いてしまったばっかりに、時間は非常に緊迫したものとなったという訳です。非常にまずいですね。
で、問題はやはり重なってくるのが世の常であって、やはり案の定またもや問題が発生。
係員に「どうやって浦東まで行ったらいいの?時間めっちゃ緊迫してるんだけど。」と聞くと、案の定「自力で行って下さい^-^」とのお言葉を授かった。だが、それと同時に虹橋と浦東を結ぶシャトルバスの存在も明らかになったのでまぁよしとすることに。さて、虹橋から浦東へ行くのは良いのですが、そのシャトルバスで行くにもやはりお金が必要なわけで、上海で乗り継ぎとはいえ、ベトナムから同日で直接日本に戻る予定だったので、当然人民元は所持しておらず、シャトルバスに乗るにはまずは銀行を探して両替しなくてはならなかった。朝とは言ってもまだ7時過ぎ、空港の銀行はやっているものとやっていないものがあり、この広い空港内でまずそれを探すのが大変だった。
しかしまぁなんとか見つけ出し、3000円を人民元に無事両替完了。そのお金を握りしめて、シャトルバスの駅へと急ぎます。シャトルバスに乗り込んだ時はもう8時半くらい。。。当然本来の9時半のフライトには間に合う訳も無く、落胆ムードでEチケットに書いてあった通りにターミナル1の空港へ。そして、ターミナル1の電光掲示板を見ると、「上海東方航空で大阪行きの方はターミナル2で手続きを行って下さい」との情報が。。。。もうね、こうやってチクチクと縫い針で刺されるように嫌なことが起こっていきます。まぁ嘆いても仕方が無いので徒歩でターミナル2へ向かいました。
7~10分程でターミナル1からターミナル2へなんとか辿りつき、上海東方航空のデスクにてチケットの再予約です。9時半のフライトは逃したのですが、3時半からの同日のフライトが出ているようで、それを予約することにしました。それにしてもすごい霧です。これぞ濃霧と言ったところでしょうか。規定では最低100メートルの視界が確保できない場合、飛行機は絶対に運航できないようで、その時の霧は100メートルどころか5~10メートル先が見えるのがやっとでした。とは言ってもその時点でまだ10時過ぎ。私が予約した3時半には余裕で晴れているだとうと思ったのですが、それがかなり甘い考えでした。
チェックイン待ちのお客さんでごった返す中で小耳にはさんだ情報なのですが、どうやらこの濃霧は昨日からずっと続いているのだとか。昨日もその霧のせいで運航は終日キャンセルとなったみたいです。恐るべし濃霧。
12時が過ぎ、2時が過ぎ、そして予定離陸時刻の3時半が過ぎても一向に晴れない白い霧。むしろ時間を増す毎にどんどん濃くなっている気さえします。そして4時になり、夕刻6時に差し掛かるあたりで私が乗る以外のフライトにも運航中止や空港の変更が相次いで行われていきました。フライトが運航中止となる度にそのチェックインカウンターでは中国人の怒号が飛び交い簡単なデモの様になっていた。まぁ怒りたい気持ちは分かるんだけど、天候が原因なのに彼らに怒鳴っても何にもならないということを知らないのかなぁ。
さて、この時間帯になってくると流石に今日のフライトに見切りをつけ始める人が出始めて、チケットを翌日に変更する人もちらほら出てきた。明日のフライトも本日と同じく午前9時半と午後3時半。ある人が「まだ明日の9時の座席空いているみたいだよ!!」と言った頃からチケットデスクでチケット変更を行う人が多くなっていった。私もそれにつられチケットを変更しようと思ったが、ここが濃霧の難しいところである。大嵐や豪雪等の天災であれば運航の遅延や中止は大体見通しがつくが、濃霧に至ってはいつ晴れるのかということが全く予測がつかない。太陽が出てくれば晴れるのだろうが、雨上がりの今日に限ってはそれは期待できなかった。しかしチケットを変更したとしても、今日の夜にでも霧が晴れてきたら直接その夜の便に乗ることが出来るらしいので、とりあえず予約しに行くことに。
と言った時がもうすでに遅かった。翌日9時半の飛行機はもう座席が全て埋まってしまい、結局明日午後3時半の飛行機を予約することになってしまった。もし今夜霧が晴れなかったら18時間程この浦東空港で滞在することになる。これは地獄だ。その間上海の友人と遊びに行ってもいいのだが、この荷物で移動するのは流石に気が引ける。(因みに荷物は大型スーツケース×1、小型旅行鞄×1、ノートパソコンです。)なので、あとはもう今日霧が晴れてくれることを祈るしかなかった。それにしてもこの濃霧のせいで、朝からかれこれ12時間程待ち続けています。座り続けていたのでどうりで足腰が痛くなる訳だわ。。。。
なーんて自分のPCで書いていると、午後8時30分についに飛行機運航の許可が下りました!!それと同時にチェックインデスクに群がる乗客達。今までのうっぷんを晴らすかのように押しあいへしあいで並んでいます。(厳密に言うと並んでないんですが^^;)
やっと光明が見えてきたので私も元気を取り戻し、チェックインに向かいました。荷物を預け、ゲートをくぐり、搭乗口へ到着したのですが、なぜかそこには飛行機の姿が見えなかった。搭乗口にいる係員によると、飛行機はまだ到着しておらず、先ほど日本から上海浦東まで出発したのだとか。という訳はあと2時間くらいは飛行機が来ないということじゃないか>。<
お土産屋さんもろくなもの売ってないし、高いし、人民元無いしという三拍子が揃い、引き続き座って待つことになってしまった。現時点で夜9時過ぎ。
しばらくして、「大阪への出発ゲートが88番に変更となりましたので、そちらにて搭乗をお待ち下さい。」という構内放送が聞こえたかと思いきや、立て続けに「大阪へ向かうお客様の搭乗予定時刻は23時30分です。」との放送もあった。ついに搭乗自国の大体のめどが立ち始めたのです。実際に飛行機に乗り込んだのは0時丁度で、乗り込んだ搭乗口は88番ではなく80番だったが、眠気と疲労が困憊している私にとってそれはもはやどうでもよく、ただとにかく座席に座り、安心して眠りに着きたかったのです。
座席に着き、途中の食事で一度起きたことを除いてずっと寝てました。飛行h機が着陸した振動で目が覚めたぐらいですから。
あとは、リムジンバスとJRを駆使して帰路へつきました。雨が降っているのでちょっと大変なこともありましたが無事家の玄関に着くことが出来ましたよ。それにしても日本はめちゃくちゃ寒いですね。
ホーチミン―上海―日本というルートで帰って来たので温度の差が非常に激しいです。今の時期ホーチミンは半袖半ズボンですよ。全く。
と、書いているところで非常に眠たいです。ーー;半分脳が寝ているので変な言葉の言い回しが沢山あると思いますが、今回私が経験した大変さを読者様の温かい手でくみ取って頂ければ幸いです。
うむ、帰りの飛行機が翌日の午後3時半だったらと思うとぞっとしますな。じゃ、おやすみなさい。
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