【ベトナム文化】楽しい誕生日を過ごすという文化的な観点の違い
今日はちょっと文化の話し。
ベトナムで(中国でもそうだが)誕生日や何かのお祝いパーティを開くとき、その祝われる側がその祝いの席を企画し、知人に声かけ、そして開催する。そしてその際にかかる費用は全て祝われる側、つまり当事者です。日本で僕が経験してきた誕生日会から言うと、
まず、誰かが誕生日の情報を手に入れ、そしてその誕生日を迎える当人以外の人物が祝いの席を企画(飲食店の予約等)、それらにかかる費用は当人を除いた全員で分割負担、そして開催、みんながプレゼントを持ち寄り、楽しく過ごす。
というのが大半を占めています。場合によれば、誕生日の当人をびっくりさせようとし、こっそり企画しなければいけないという理由もあるでしょう。
日本の考え方としては、誰かを祝う場合は、その祝う日だけはお金のこと等考えずに当人に楽しく過ごしてもらいたいということなのかもしれない。あくまで推測なのでもちろん例外も沢山あるでしょう。
さて、この点について、ベトナム人や中国人に聞いてみたところ。、
誕生日等の祝いの席は(一次会に限って言えば)企画から出費まで当人が負担するのが当たり前とのこと。その代わりに祝う側はプレゼントを持ち寄り、楽しく騒ぎ、祝う当人を優遇するよ。とのこと。
ベトナムや中国は“割り勘”というのが少ない。むしろ割り勘の話を切り出すと、「ケチくさい」との印象が浮上する。そういうことからも、祝いの席は祝われる当人がビシッと全額支払うのが美徳とされているらしい。
僕が中国にいた時、誕生日を祝ってもらったことがあるが、仲の良いお友達4人程を招待するつもりだったのが、突如その友達の彼女が来ることになったり、彼氏が来ることになったり、その友達の友達が来ることになったりと、結局参加者が僕含めて9人になってしまったのは良い思い出です。まぁ沢山で祝うのは楽しいし嬉しいことではあるのですが、突如参加した彼女さん、彼氏さん、そしてお友達さん達は僕と全く面識が無い人ですからね!!
まぁお金が沢山飛んでいきましたよ。結局その月は節制生活になってしまった訳ですが。
日本とベトナムや中国の文化事情を比較したところで、どちらが正しいとかは言えない訳で、これも“異文化”という三文字で一刀両断せざるを得ない。他の国々の事情は分かりませんが、ベトナムや中国で祝い事、特に誕生日を祝ってもらいたいのであれば、自分で企画し、お膳立てすることから始めた方がいいみたいです。
ブログ , ベトナム , 中国 , 生活・観光記事一覧. Add a comment
にほんブログ村 |
にほんブログ村 |
にほんブログ村 |
このサイトを登録!! by BlogPeople |
- None Found